寝覚の床

 寝覚の床は国の名勝に指定されている、木曽八景のひとつです。木曽川の水流によって崗岩が侵食されてできた自然地形です。

 床岩まで行くには、大岩を登らなければならないので、体力が必要ですが、花崗岩の造形は他にはない景色です。

 

 ここ、上松町は、浦島太郎が晩年を過ごしたといわれる場所です。
臨川寺の拝観料200円が必要ですが、宝物館には、浦島太郎が使っていたといわれる釣竿も展示されています。


ここがなぜ「寝覚の床」と呼ばれるようになったの??

 浦島太郎は竜宮城から地上へ帰るが、まわりの風景は変わっており、知人もおらず、旅に出ることにした。旅の途中、木曽川の風景の美しい里にたどり着き、竜宮の美しさを思い出し、乙姫にもらった玉手箱をあけた。玉手箱からは白煙が出て、白髪の翁になってしまう。浦島太郎には、今までの出来事がまるで「夢」であったかのように思われ、目が覚めたかのように思われた。このことから、この里を「寝覚め」、岩が床のようであったことから「床」、すなわち「寝覚の床」と呼ぶようになったという。

Wikipediaより